遅ればせながら！

こんばんは、はじめまして葉音子です。
衣和子ちゃんの素敵かれんさんでのスタートからひと月近くも経ってしまいました。
日朝もそろそろ代替わりが近づいてきましたね。
いつまでもきっずたいむを楽しめる大人でいたいものです。

葉音子の担当は字という事で、何やかやと妄想を語ったり小咄を綴ったりの予定です。
初回はやはり記念なので、↓の衣和子ちゃんのイラストからちょっとしたものを書いてみました。
全然たいした事ないですが百合とか苦手な方は回れ右プリーズでございます。

　　　「かれん、お茶が入ったミル！」

薄ピンクの小さい体を揺らして駆けてくる姿がたまらなく可愛い。
シフォンのような耳でソーサーを抱えて笑顔を浮かべる彼女からティーカップを受け取った。
お礼を言いながらソーサーを受けたのと反対の手で軽く頭を撫でると、ほんのり頬を染めて尚も花のように笑う。

大抵は全員が集うナッツハウスではあるけれど、こうして二人きりになる事も少なくはない。
そしてこのひそやかな二人だけのお茶会が開かれる事も。

この時間この空間をとても大切に、楽しみに感じているのを彼女は知っているだろうか。

　　　「おいしいミル～！」

お菓子を頬張ってぱんぱんに膨れた顔は、幸せそのものと言った表情。
せわしなく動く彼女の耳と頬を眺めながら、カップを口に運んだ。

彼女が淹れてくれる紅茶は、いつもとても甘い。
ミルクティーと言うよりは、紅茶風味のホットミルク。
その優しい味わいが、私は嫌いじゃない。

カップが空になったら、次は私が淹れる番。

今度はココアなどいかがでしょう、お姫様。

もちろんミルクはたっぷりと。